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3月5日 花博ふれあいマーケット
1月・2月の売り上げは、例年以上に「ドツボ」でした。「2月8月(ニッパチ)は商売にならん」。といいますが、露店の世界でもそれは共通。「寒い」うえに「雪まで降る」そのうえ百貨店などのバーゲンも、年々開始を早める昨今では、その傾向は特に顕著です。
こんな時期は仕入れもストップ。今ある在庫を売り尽くし、春まで体力を温存するに限る。そんなつらく苦しい冬眠の時期も、もうお終い。梅の香りが漂う、ぽかぽか陽気の春3月。分厚いベンチウォーマーを脱ぎ捨てて春物のブルゾンに袖を通し、新たに仕入れした「ヤングレディース」向けの商品を車に積んで、花博にむけて京都を出発。
国道1号線の枚方市付近にさしかかったところで、対向車が立て続けにパッシング。アクセルをゆるめて遵法走行。するとまだ8時前だというのに、ねずみ取りの真っ最中。枚方署のお巡りさん、朝早くからご苦労さんですな。
レーダー探知機未搭載につき、ここからは小判鮫作戦。飛ばす車にテールツーノーズでくっついていく。気分はマーク屋の競輪選手。おまけに風圧が減少することで、多少でも燃費が良くなるはずだ。地球にやさしい暴走中年は、開門前の会場に余裕で到着。
今回のフリマは“有限会社”なでしこふれあいマーケット協会、おなじみ大西“代表取締役社長”の主催。2月の文パルで出店料を払っておいたため、今回の出店場所は入り口の真ん前、No1の場所。せっせと荷物を降ろして出店準備を進める。後ろは古着とジーパンの佐々木ブラザーズ。隣は姫ちゃん。なでしこフリマのレギュラーが一ヶ所に固まったかたちになった。
ただ今回、姫ちゃん本人は三谷のおっちゃんの江坂カーニバルプラザに出店。奥さんも「どうしても行かなきゃいけない所があるの」とセッティングのみで途中退場。かくして高校生と中学生の姫坂シスターズが店番に残った。
開場とともに、お客さんがどっと押し寄せる。さすが入場口の真っ正面。朝一番から売り上げがあがる。ふと、隣の姫坂シスターズの様子を眺めてみると、開店早々からお客さんが群がっている。なかなか出足好調の様子。佐々木ブラザーズも「商品がない」と、こぼすわりには順調のようだ。
今回の客層は、メジャー会場だけに幅広い年齢層が来場しているようだ。ヤングレディース向け商品が順調に売れてゆく。最終トータルでは、ピーク時の売り上げには遙かに及ばないものの、冬場シーズンの苦戦ぶりを考えるとまずまずの数字。ほっと一息。
「どれぐらい売れた?」姫坂(姉)に尋ねると「7万8千円くらいかな?」と、無邪気なご返事。正直なところショックは隠せない。いかに単価が違うとはいえ、売上金額に倍以上の開きがある。「姫さんとこ8万近く売れたらしいで」と、佐々木ブラザースに報告。「げろ、子供に負けた」「しゃれにならんな」佐々木ブラザースも同様也。
しゃくに障るので「ナンボ売れた?」と、姫ちゃんにTEL。「3万くらいかな?」との返事。「なんや、娘に負けてるやないか! 親父の面目丸つぶれやな!! 娘に商売教えてもらいや!!!」子供に負けた腹いせに、ここぞとばかり罵詈雑言を浴びせ倒す。
姫ちゃんに遠慮は無用。彼は雑草のような生命力と荒縄のような神経の持ち主。打たれ強い。「そういうあんたはナンボ売れたんや?」「・・・3万くらい・・・」「何やあんたも娘に負けとるやないか!」
返す言葉もございません。
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