尻尾無し犬用の特殊なタイプ

PALハーネス(老犬介護ハーネス) (特許第5511349号)

老化の進行状況に合わせて、ベルトの取り回しを替えた8種類(オプション追加で12種類)、10kg未満の小型犬から60kg近い超大型犬までカバーする各3サイズを基本に、犬種や体格、病気や障害の状況を踏まえて、立ち上がり補助や歩行介助と行った介護初期段階から、寝たきり状態の食事・排泄・清拭・体位交換などの終末期ケアまで、全期間通じて使用できる老犬介護・介助ハーネスを、ご注文に応じて制作いたします。

制作者からの一言

同一犬種でも、体型は雄雌、生活環境や遺伝的な要素で異なりますし、歳を重ねるごとに代謝が落ちて痩せはじめますので、お作りする際には「縮小方向の調整代に余裕を持たせて」、また癌などの影響で一部肥大化するケースもありますから「拡大方向にも余裕を持たせて」制作いたします。
だから介護の初期から終末期ケアの段階まで、老健介護の全期間を通じて使えます。だからこそ、他社の車椅子や介護用品が使えなくなったわんちゃんの『駆け込み寺』になっています。

PALハーネスの各タイプ共通の特徴

多くの老犬介護用品では、重心に近い胴体背中側に持ち手が設けられていますが、垂れ下がった前後の足や、ぐんにゃりとたわむ背骨の分だけ、より高く引き上げなければ持ち上げることができません。また後足だけを支えるタイプのハーネスは前足にかかる体重負担が増え、さらに背骨をそらせますので、前足の衰弱、背骨と関節の変形による神経麻痺を、さらに助長しかねません。

PALハーネスは前足付け根の『肩胛骨ライン』と、腰〜尻尾付け根の『腰骨ライン』の2ヵ所に持ち手を設けて、老犬の背骨に影響を及ぼす事の無い自然な体勢で、大きく重たい老犬の体を持ち上げることが可能で、老犬の身体を自然な形で立体的に下から支えます。

安定した保持力と夏期の通気性、被汚染部分の最小化を図ったベルトと接合パーツは、国内一流メーカーの人間用服飾資材を使っております。常時装着していても犬の負担が少なく、汚れても簡単に洗濯できて、すぐに乾く25mm(または15mm)幅ベルト・ラウンドタイプのプラスチックパーツで、体にフィットすると同時に面圧を下げて、老犬の体をいたわるように受け止めます。
また雄雌ともに排泄の邪魔をしないデザインで、さらには数カ所の接合パーツ(バックル・一部ナスカン)は体の片方に集中配置していますから、寝たきりになっても着脱が用意です。

背中部分の『V』字形状によって、寝姿によって生じたハーネスのたわみやずれを、立ち上がり介助時や横臥する際に、自動で補正・復帰する工夫が凝らしてあり、さらに各ベルトには大きな調整幅を持たせ、簡単に長さの調節ができますので、「市販品ではサイズがない」「ぴったりフィットしない」そんな規格外や特殊体型でも、また薬や新陳代謝・持病の進行により極端に体重が増減し、肉付き体格が変わっても、体に合わせたこまめな対処が可能です。

PALハーネスの個別的な特徴

ライトタイプ(上半身)

装着の容易さを追求し、頸部はループ、胸部のみにバックルを配置。エクステンションベルトで、レギュラー同等の保持力。
ライト/セパレート(上半身)

左右反転使用のため頸・胸部ベルト長を均一化して接合可能とし、エクステンションベルト追加で、サポート力も向上可能。
レギュラータイプ(上半身)

装着ヵ所の簡素化のため、胸部1ヵ所のバックルで胸と片方の腹部サポートベルトを装着出来るよう工夫されてます。
レギュラー/セパレート(上半身)

頸部・胸部のほかに、独立分離した腹部ベルトをX字で交差。各ベルトに保護パットが装着できます。
レギュラー(腹部)

肋骨周辺で体をささえ、背筋力が低下してきた老犬の体を優しくホールドします。背骨の逆弓ぞりを防止する安心デザイン。
スタンダードタイプ(脚部)

内太股を支えて、後肢の衰えをサポート。雄雌ともに排泄を妨害せず、オプション追加でより優しく、しっかり保持も可能。
エクステンションベルト(オプション)

上半身がライトタイプ系ハーネスの追加オプション。レギュラー同等のホールド力で、老犬の体を優しくサポートします。
ダブルベルトタイプ(脚部)

尻尾の無い犬種や腹部に問題を抱える犬のために、太股全周で支えるWベルト構造。臀部が痩せ細った犬にも効果的。

※撮影用はオレンジベルトで製作しておりますが、実制作品は装着時の誤認を防ぐためにオレンジ・黒のコンビネーションカラーとなります。悪しからずご了承くださいませ。

タイプ別保持力・着脱難易度(接続ヵ所数)早見表

サイズの測り方

老犬の体を立体的に包み込むPALハーネスは、通常の首輪や胴輪とは採寸方法が異なります。犬の体は柔らかいため、寝ている時、お座りしている時、腹這いしている時で、まったく計測数値が変わります。PALハーネスには、その誤差を吸収できるだけの調整幅を持たせておりますので、無理の無い、余裕を持った状態で計測してください。
それでも大きすぎた場合は、縮小方向に関しては修正も容易ですから、往復送料のご負担さえ頂けましたら無料にて対応しております。拡張方向の修正には、ベルトの継ぎ足しやディメンション変更の手間がかかりますが、最小限度の実費負担をしていただけましたら、いくらでも修正させていただきます。

老犬の体を立体的に包み込むPALハーネスは、通常の首輪や胴輪とは採寸方法が異なります。

1.体長
前足付け根背骨の両脇にある肩甲骨の突起部分Aから、背骨に沿って尾骨(尻尾)の付け根Bまでの長さが「体長」になります。
2.腰位置
犬は高齢になると痩せてきまから、大腿骨の付け根部分が角張ってきます。その周囲の背骨を触ってみますと、わかりにくいですが背骨と腰骨のジョイント部分Cがあります。その腰骨Cから尻尾付け根のBまでの「腰位置」を計測してください。
3.胸回り
前足付け根のお腹側で、ぐるりと胸回りの大きさを計測してください。この時メジャーと背骨が交差するポイント1を忘れずに。
4.首回り
肩甲骨付け根のAから、前足前側(鎖骨あたり)を経由して、再び肩甲骨付け根のAまでの、「首回り」の最大長を計測してください。
5.足回り
体長を測った際の腰骨部分ポイント3から、内太股~お尻を経由して、尻尾付け根のポイント2までの長さを計測します。
6.お腹回り
肩甲骨付け根のAKから、お腹の下(肋骨と腹腔の境目)あたりを経由して、らせん状に腰骨Cまでの、「腹回り」を計測してください。

ハーネスサイズについて

※犬種・骨格・肉付きによって異なりますので、体重表記はあくまでも目安です。詳しい各種寸法については、詳細ページにあるサイズ表示でご確認ください。例えば同じ35kgでもレトリバー犬種など骨格がしっかりした犬はLサイズ、セッターなどの細身脚長系の犬はMサイズになります。

サイズ
体重
犬種
Sサイズ
10kg弱~15kg弱
柴犬・シェルティ・コーギーなど
Mサイズ
15kg弱~35kg弱
紀州犬・ボーダーコリーなど
Lサイズ
35kg弱~55kg弱
レトリバー犬種・バーニーズなど

標準S~Lサイズでお作りすることもできますが、上記計測数値と最盛期の体重・犬種などお伝えいただけば、今後やせ細っても、逆に腫瘍などの影響で一部肥大化しても、介護初期から最後の最後まで通して使えるPALハーネスが制作できます。 またワイマラナーやダルメシアンのような短毛犬種や皮膚病を患っているわんちゃんには、体の下を支えるベルトすべてにオプションの保護パットが挿入できる特別仕様も製作可能できますし、腹腔側に腫瘍など障害がある場合は、さらに骨格側での保持力を高める補助ベルトなどの制作も可能です。このほかチャウチャウやパグなど短躯短足犬種用には、後肢が抜けにくくなる特別仕様や、コーギーなど尻尾無し犬種用の特別仕様も制作可能です。

まずは お問い合わせ » より、お気軽にご連絡ください。 お聞きしたわんちゃんのデータや老化の進行状況、病歴や腫瘍の有無等に応じ、細部を変更しながら全て心を込めて製作します。

また状況を伺うことで、「今すぐ気をつけなければならないこと」「今後起こりうる状況変化」「必要な道具」などの、具体的かつ実践的なアドバイスも可能になります。

老化進行具合と適合する介護用品

商品

お問い合わせ先

京都府主催第35期

本友禅染(手描)技術者研修修了者

玉葱工房

〒604-8801

京都市中京区今新在家西町29-5

TEL:(075)812-6357

FAX:(075)812-6358

携帯:090-3625-1263

Email: maido@tamanegi.com

製造運営責任者:川添貴之

メッセージ

京友禅アロハシャツ製造直販webショップの【玉葱工房】では、17歳を目前にして星になった『ぱる』と、必死の闘病生活もやむなく星となった『ぷんて』の、大型雑種犬2頭延べ4年の介護・看護経験を生かして独自の老犬介護用品を開発し、2010年初頭より発売を開始。すでに累計1000セットを出荷し、日本全国の多くの老犬と飼い主さんから、『介護が楽になった』と感謝のお手紙やメールが毎日届いています。